住まいに明るさをもたらすサンルームをリフォームで実現
サンルームは壁や天井がガラス等の透明な素材でできた小スペースで、室内の延長でありながら日光浴をしたり洗濯物を干したりといった具合に屋外のような感覚で利用できます。
リフォームの際は壁を壊したりしなくても設置できる工法があります。
室内にいながら庭を身近に感じる
伝統的な日本家屋には屋外と屋内のつなぎ目に当たる「縁側」というスペースがあり、太陽の光を浴びながら庭を眺めたり家族で団らんしたりするくつろぎの場所として活用されていました。
洋風建築が主流となった現在の住まいではこうした「縁側」を見ることも少なくなりましたが、似たような機能を持つスペースを作ることも可能です。
それがサンルームです。
サンルームとは屋外、通常は庭に向かって突き出るように設置された小部屋で、テラスやバルコニーとは異なり壁や屋根によって密閉されています。
ただ、通常の居室と異なるのは、その壁や天井がガラスやアクリルなどの透明な素材でできていることです。
また、壁が開閉式のパネルになっているサンルームでは、全面開放することによってテラスのようなしつらえにすることができます。
このタイプは、特にガーデンルームと呼ばれることもあります。
サンルームは新築時ばかりでなく、リフォームによって設置することもできます。
リフォームの場合は、リビングの掃き出し窓の外側にそのまま後付けするのが一般的です。
あたたかな日差しを満喫
リフォームによってサンルームを設置するメリットはいくつかありますが、最も大きいのはやはり太陽光をたっぷりと室内に取り入れられることです。
デッキチェアなどを置けば寒い季節でも外気に当たることなく日光浴を楽しむことができますし、室内の空気が日差しであたたまることによって光熱費の節約にもつながります。
また、花粉症に悩んでいる人のいる家庭にあっては、屋内で洗濯物が干せるというのも特筆すべきメリットの1つです。
サンルームの設置にかかるリフォームの費用は、床面積や構造、使用する素材などによって異なります。
メーカーが用意しているプレハブタイプのものをそのまま取り付けるのであれば、1坪程度のスペースなら工事費込みで50万円前後で設置可能です。
工期も1~3日程度です。
本格的な基礎工事が必要なフルオーダーメードのサンルームであれば、1坪サイズで100万円を超えるケースもあります。
庭の形状などによって変わってくることもあるため、詳しくは施工業者に見積もりを依頼するのがおすすめです。
快適な空間を実現するために十分な検討を
サンルームは住宅リフォームの中でも人気の高いジャンルの1つですが、取り付ける場所によっては日差しの恩恵を十分に受けられなかったり、逆に夏場は暑くなりすぎたりといった課題が生じることもあります。
施工に際しては専門業者と十分に打ち合わせの上、それぞれの住宅事情に合った設置方法を検討することが大切です。
とりあえず一括見積依頼してみよう