見落としがちな屋根のリフォーム

屋根は、家を日光や雨風から守ってくれる大事な部分です。

常に日光や雨、外気に触れているため、傷みやすい部分でもあります。

ただ、屋根の上は直接見ることができないので、リフォームするタイミングを見落とすことも多いです。

屋根の種類と特徴

屋根とは、家屋の上部に設置され、日光や雨風、外気から建物を守る役割をする部分です。

屋根の形状にはいくつかの種類があります。

代表的なものは、両側に傾斜がある切妻屋根、四方向に傾斜のある寄棟屋根、片方にだけ傾斜がある片流れなどがあります。

それぞれの屋根には特徴があります。

切妻屋根は、構造がシンプルであり、初期費用やメンテナンスが比較的安価にできます。

また、屋根裏のスペースを小部屋として利用することも可能です。

寄棟屋根は、四方向に傾斜があるため、雨を分散することができます。

よって、雨漏りがしにくい屋根と言えます。

片流れは、屋根を高い位置に設置するので、屋根の下のスペースを広く使うことができます。

ただ、雨が流れる方向が一方向になるので雨漏りが起こりやすい構造になります。

これらの特徴を把握しておくことが、屋根のリフォームのポイントになるでしょう。

屋根のリフォームの代表的なものとして、屋根塗装工事、カバー工法、屋根の葺き替え工事などが挙げられます。

屋根塗装工事は、比較的傷み具合が軽い場合、屋根を洗浄し、屋根に合った塗料を塗装する工事です。

比較的費用も抑えることができる工事です。

カバー工法とは、現在の屋根はそのままにしておき、その上から新しい屋根を重ねる工事です。

屋根を重ねることにより断熱性は上がります。

屋根を取り外すこともないので、葺き替えをするよりは安く抑えられる可能性があります。

屋根の葺き替え工事は、屋根材を一度取り外し、新たに屋根材を取り付ける工事になります。

屋根材自体が新しくなるため、リフォーム後は比較的長持ちします。

ただ、一度取り外して付け直すという点で、費用は他の工事よりはかかる可能性があります。

その他にも、屋根の部分的な修繕工事もあります。

例えば瓦のズレやヒビなどにより、雨漏りする場合などは部分的に修繕する必要があります。

目で見える範囲にズレやヒビがあったり、雨漏りする場合はもちろん、天井に雨染みやカビがある場合は注意が必要です。

屋根の形状や屋根の状態により、リフォームの方法や費用も変わってきます。

雨漏りがあるか、屋根の傷み具合はどうかと定期的にチェックを行うことが大切です。

リフォーム費用を抑え、屋根を長持ちさせるためには、屋根の損傷が大きくならないうちに手を打つことが大切です。

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