床暖房リフォームの種類と費用の目安について知ろう!
床暖房は、寒い季節を快適に過ごすための設備として人気があります。
リフォームによって床暖房を導入する際は、どんな方式で部屋をあたためるか、どんな床材を使用するか等によって工事費用が変わってくるため、それぞれの特徴を事前に知っておく必要があります。
床暖房には2つの方式がある
ストーブやヒーターなど暖房器具はそろっているものの、寒さの厳しい時期には底冷えがする、あるいは暖房器具を使用すると室内の乾燥が気になってしまう、こんな悩みを抱えながら暮らしている人にとって有効なのが、床暖房の導入です。
部屋全体を足元からあたためることができますし、空気を汚すこともありません。
何より、床に直接座る日本人の生活様式にマッチしています。
リフォームによって床暖房を取り入れる場合、まずは床暖房の種類について知っておく必要があります。
床暖房には大きく分けて温水式と電気式の2種類があります。
温水式は、床下にパイプをめぐらせ、そこに給湯暖房機であたためた温水を通すというものです。
給湯暖房機の熱源には電気・ガスのほか灯油などが使われます。
一方、電気式は床下にパネル式の電熱線や炭素繊維などを設置し、それらを直接熱することによって部屋をあたためます。
この2つの方式にはそれぞれ特徴があり、どちらが優れているとは一概に言えません。
一般に、温水式は工事費用が高額だが広い範囲を均一にあたためることができ、電気式は温度ムラ等の調整が難しいものの工事費用は安くて済み、メンテナンスも簡単であるとされています。
費用の目安について
床暖房リフォームにかかる費用についてですが、標準的な工事の場合、6畳の和室で25~50万円、12畳のリビングで70~110万円というのがおおよその目安です。
価格に幅が生じることの理由としては、先に述べた暖房方式の違いに加えて、使用する床材の違い、設置面積率などが挙げられます。
床材にはコルク・タイル・畳など幅広い素材が使えますが、フローリングの場合は素材によっては熱で反りかえったりひび割れたりすることがあるので、施工業者とも相談しながら使える板材を選ぶようにします。
また、リフォームする場合は床材をいったん剥がして床暖房を設置するほかに、既存の床の上に設置してその上に新たな床を作ることも可能です。
後者だと床が従来より高くなりますが、工事費用は割安となります。
バリアフリーを目的としたリフォームを検討している場合は、床の段差をどう解消するかという点を考え合わせたうえで工法を決めるのが合理的です。
具体的な希望を伝えながら業者と相談を
床暖房のリフォームは、工法や床材の種類の組み合わせ等によって工事費だけでなく設置後のランニングコストにも違いが生じます。
業者に施工を依頼する際には、費用面を含め自分が望む条件をできるだけ具体的に述べ、それに合った工事を行うことが、満足のいくリフォームの実現につながります。
とりあえず一括見積依頼してみよう