千葉県のマンション売却の相場とは?
マンションの所有者にとって、自分の物件の価値をを把握しておくことは重要です。
東京のように持続的に不動産価格の上昇が期待できるエリアならともかく、その周辺の千葉などは市況の影響を受けるのが早いため、その分相場の動向には敏感になっておくべきでしょう。
そこで以下では、千葉のマンションの売却を想定した相場の見方について考えてみることにします。
千葉の不動産事情
まず最初に千葉県の不動産事情を見ておくことにしましょう。
ひとくちに千葉といってもその面積は広いため、エリアによって状況はまちまちです。
東京都心部に近い市川市、浦安市、船橋市などは、都内へ通勤通学する人々のベッドタウンとしてのニーズが高く、マンションなども多いエリアですが、房総半島の先端の方にある八千代市や木更津市は一転して郊外の様相を呈しており、基本的には戸建て中心のエリアであると言えるでしょう。
そのため、不動産の価格についても都心に近ければ近いほど高くなるとともに、離れたエリアであればあるほど不況時に価格の下落が早く生じる傾向にあるのが特徴です。
次に、千葉のマンションの販売傾向として、中古よりも新築の方が売れ行きがよいということが挙げられます。
この点、東京の場合は状況が逆となっており中古の人気が高まっていますが、これは新築物件の価格が高くなりすぎており手が出せない人が中古に関心を示すようになっているという事情が背景にあります。
千葉の場合は、新築でもそこまで価格が高騰しているわけではないため、まだまだ新築の方がニーズが高いという状況ですが、そのことはつまり自分のマンションを売りに出した場合に、新築と競合すれば不利になるということですので、この点は理解しておく必要があります。
千葉のマンションの売却水準を知るには
では、千葉でマンションを保有している人が売却の相場を知るためにはどうすればよいのでしょうか? 一つの方法としては、不動産の仲介業者に直接尋ねるという方法があります。
不動産業者はレインズという専用のデータベースへのアクセスが認められており、それを使って過去の物件の売買情報を取得することができることから、同じエリアの同等の物件がどれくらいの金額で売れているのかを見ればおおよその相場が分かるのです。
次に、いきなり業者に接触するのは面倒という場合は、インターネットの一括見積サービスを利用するとよいでしょう。
物件情報を入力するだけで複数の業者から売却提案を受けることができ、それらを比較することでだいたいいくら位で売りに出すのが現実的かが分かります。
さらに、中古マンションの売買サイトに掲載されている物件の販売価格を見てみるのも有用です。
たいていは無茶な価格設定はしていないはずですので、自分のマンションの別室が売りに出ている場合などは非常に参考になるはずです。
千葉のマンションの売却相場を知っておくとよいこと
千葉の中でも東京に近いエリアのマンション価格は、都内と遜色ない場合もあります。
ここで取り上げた3つの方法を使って売却の相場を把握しておき、売り時と判断すれば思い切って売りに出すようにすれば、思いのほか高値で売れるかもしれませんよ。
とりあえず一括見積依頼してみよう