マンションの売却費用とは?
不動産価格の上昇が話題になっている昨今において、含み益を抱えているマンションを売却しようと考えている方も多いのではないでしょうか?しかしながら、マンション売却には各種の費用が掛かることからそれらを把握していないと思ったよりも手元に残る金額が少ないということにもなりかねません。
そこで、以下では売却費用の内訳について整理してみました。
売却費用の各種項目
マンションの売却費用は一種類だけではなく、様々な費用から構成されています。
もっとも代表的なものは仲介手数料であり、具体的には不動産業者に売却を仲介してもらうことの対価です。
仲介手数料の一般的な相場は、売却金額の3パーセントに6万円を加えた金額となっていますが、各種キャンペーンや値下げ交渉を行うことによって、これよりも低い金額で契約することも不可能ではありません。
この仲介手数料は、売買が猪成立して初めて支払義務が発生するいわば成功報酬ですので、買主が見つからずに売却を取りやめることになったとしても捨て金になることはありません。
また、ある程度古いマンションの場合、室内や設備をリフォームによって最新のものにしたうえで売却した方が高値で売れることもあります。
そのような場合には、当然ながらリフォーム費用も掛かってきますので、それらも考慮に入れておく必要があります。
買主が内覧時に注意深くチェックする箇所の一つが水回りですので、老朽化している場合はそこだけでもリフォームしておけばずいぶんと印象を良く見せることができるでしょう。
なお、このリフォーム費用は、取得費用に算入することは可能であるため、うまく高値で売却できて利益が出た場合には、費用計上して収益を圧縮するために利用することが可能です。
意外と忘れがちな税金
マンションの売却費用の主なものは、前述の仲介手数料とリフォーム費用ですが、それ以外に忘れがちなのが税金です。
売却によって利益が出た場合には、収益として認識されて個人であれば所得税や住民税が課税されることになるのですが、その税率は購入後5年以上経過している場合は約20パーセント、5年未満の場合は約40パーセントとかなりの高額となります。
なお、利益が3,000万円までであれば特例を利用することで、利益をゼロとして扱うことが可能ですが、その場合は売却後に住宅ローンを組んだとしても住宅ローン控除を使うことができませんので、利用するか否かは慎重に判断した方がよいでしょう。
マンション売却費用のまとめ
マンションの売却費用としては、以上に述べたように、仲介手数料やリフォーム費用のほか、各種税金が該当します。
いずれもかなりの高額となり得ますので、売却においてはそれぞれの金額を見積もっておき、後で思ったよりも手取りが少なく資金繰りに困るということがないように慎重に見積もっておく必要があります。
とりあえず一括見積依頼してみよう