外壁張替えリフォームとは?メリット・デメリットは?
外壁張替えリフォームとはどのような工事のこと?
外壁張替えリフォームとは、今ある外壁材を解体してその後を整え、サイディングボードなどの外壁材を新たに張り付けるなどすることをいいます。既存の外壁材の撤去に解体費用と廃材の処理費用がかかりますが、外壁が新しくなるので新築のような外見にできます。
新たに断熱性の高い外壁を貼り付ければ今後の光熱費が節約できますし、防音性の高い素材を使えば子どもが騒がしくしたり、楽器を演奏したりするにも都合が良くなります。
外壁張替えリフォームのメリット
外壁のリフォームには今の外壁をそのままにして、上から新たな外壁を重ね張りする工法と、いったん現在の外壁を取り除いてから新しい壁を張りつける工法があります。
外壁を張り替える工法にはメリットが2点あります。1点目は外壁材を撤去してから貼りつければ住宅の重量が増加せずにすむため、耐震性が変わることなくリフォームが行える点です。あと1点も重量の関係ですが、新しく貼りつける外壁材を、重量を気にせずに選べるため、選択肢が広げられることです。
外壁張替えリフォームのデメリット
外壁張替えリフォームのデメリットは現在の外壁の解体・撤去のために費用や施工期間、騒音などの問題が起こることです。解体のための施工費としては解体費のほかに古い外壁の処分にかかる費用や人件費がかかります。
また解体にかかる日数分、施工期間が長くなります。解体のための騒音やホコリも避けられないため、養生シートなどで少しでも防いでもらうように業者に依頼したうえで近所にはあらかじめご迷惑をかけることをおわびするご挨拶をしておくようにしましょう。
外壁張替えリフォームの費用の目安と安くおさえるコツ
外壁張替えリフォーム費用の目安:足場の設置~養生シート設置
外壁張替えリフォームのためにはまず、家のまわりに足場を組む費用と、ホコリや騒音を少しでもおさえるための養生シートを設置する費用がかかります。それぞれ1平方あたりで単価が設定され、足場の設置については1平方メートルで700円程度、養生シートの場合は1平方メートルで200円くらいかかるのが平均的な相場となります。
施工面積の計算は住宅の部分に8メートルを足したもの×住宅の高さでおおよその足場代が計算できます。もちろん相場は変動しますし、業者によっても違ってくるので、正式に依頼する前に見積書を作成してもらいましょう。足場の設置費用は1平方メートル辺り約700円、養生シートについては1平方メートルあたり約200円が相場です。
施工にかかる日数の目安は足場と養生シートの設置で2日間です。
外壁張替えリフォーム費用の目安:外壁材の解体~新外壁材の施工
その後、現在の外壁材を取り除いて壁の下地を調整します。古い外壁材の解体と処分にかかる費用は、約10万円程度です。業者や家の規模でかなり違いがあります。新しい外壁材の貼付けの費用は種類によって違いがあります。窯業系のサイディングの場合は1メートルで8,000円程度。金属サイディングだと1メートルあたり6,000円くらいが相場です。
サイディングの施工が完了したらすきまを埋めて雨水が入るのを防ぐためにシーリング剤で目地埋めをします。シーリングにかかる費用の相場は1メートルで700円くらいになります。これだけの施工費用を40坪の住宅に行った場合の費用の合計を計算すると、約200万円かかることになります。
施工日数は解体には約1週間、解体後の下地調整は2日間、サイディングとシーリングで1週間程度、足場などの撤去や全体のチェックで2日間くらいが目安です。
費用や日数はあくまで目安で状況によってかなり変わるので、正式に依頼する前に必ず見積書をもらいましょう。
外壁張替えリフォームを安くおさえるコツと依頼方法
外壁のリフォームを行うきっかけが地震や台風などの自然災害の場合、火災保険が適用される場合があります。火災保険に加入している場合は保険会社に問い合わせ、調査を依頼しましょう。
また、自治体によってはリフォームの補助金制度は設けられています。条件に当てはまれば補助を受けられるので、どのようなリフォームなら補助が受けられるのかを各自治体に確認してから、最終的にリフォーム内容を決めるようにすると良いでしょう。
リフォーム会社になるべく安く依頼するには、複数の会社に家を見てもらい、見積書をもらって比較してから依頼することが大切です。面倒に思えますが、複数の会社に一括で見積もりを依頼できるサイトから申し込めば1度の手間で済ませられるので、ぜひ利用して外壁のリフォーム費用をできるだけ安くおさえましょう。
とりあえず一括見積依頼してみよう