古民家リフォームの3つのメリット
趣とオリジナリティある空間が手に入る
古民家の魅力は古さからにじみ出る独特な趣です。古民家の中には築50年以上のものが多く、新築物件には出せない風格と落ち着きがあります。家を買う予定の人があえて古民家を選ぶ場合もあり、古民家の魅力を再発見する人もいます。
古民家には昔ながらの土間や細長い縁側があり、のんびりと時間を過ごせる空間があります。風通しのよい吹き抜けや風情のあるわらぶき屋根などは、今となっては珍しい住居の一部でもあります。
この趣のある古民家に、購入者の新しいアイデアや斬新なインテリアを盛り込むことによって、全く新しい空間が完成します。オリジナリティのある住居を手に入れたいなら、古民家はベストな選択の一つといえます。
固定資産税が安く済む
古民家に興味ある人は、購入後の固定資産税について不安な場合もあるでしょう。固定資産税の査定は3年に一度あり、その評価額は建物の築年齢が増すごとに下がる仕組みになっています。
たとえば、築70年と築20年の家では、同じような建物でも古いほうが固定資産税を安く済ませることができます。このような背景もあり、古民家をリフォームして、自分の希望する住居へとリノベーションさせるほうが、費用的にもお得であるということになります。
気を付けたいことは、古民家を増築する場合です。家屋の床面積が増えると固定資産税の査定を再度行わなければならないため、状況によっては増額することもありますので気を付けましょう。
資源を有効活用することができる
古民家にはモダンハウスには見られないような大黒柱や梁があります。経年とともに出来上がった質感や色合いに時代を感じますが、素材として長年建物を支えてきたヒノキやわらは、今の時代なかなか手に入れることはできません。
古民家には「古い」というイメージが定着していますが、樹齢の高いヒノキをはじめ、数百年の歳月を経ても生き続ける資源もあります。
古民家のデメリットとして耐震性が問われていますが、ヒノキにおいては採掘した後、数百年の間は安定した強度を保ちます。
古民家をリフォームする魅力は資源を守ることができるチャンスがあります。古民家にある良質な資源を有効活用することで本物の贅沢を手に入れましょう。
古民家のリフォームでの相場
一般的なリフォーム価格は500万円~1,000万円
古民家の大きさはさまざまで、建物の状況も物件によって異なります。ある古民家はわらぶき屋根の修正や床の張替が前提であるのに対し、かたや状況が極めてよく、現状で十分生活できる物件もあるからです。
しかしながら、一般的に古民家のリフォームにかかる費用は相場で500万円~1,500万円程度です。最低でも300万円~500万円の予算は必須で、趣向をこらした古民家再生を目指す人やモダンな設備を取り入れたい人は、1,500万円以上の準備が必要です。
水回りに費用がかかる
古民家のリフォームで最も費用がかかる可能性があるのが「水回り」です。築年齢が高い古民家の場合、一般に販売されている中古住宅より水回りに問題があることが多いです。水回りの工事には時間がかかる上、専門の業者に依頼をしなければなりません。
水回りが古いことが原因で水道管に亀裂が入ることもありますので、家のリフォームを始めるときは、最も早い段階でチェックするようにしましょう。そうすれば、見積もりをベースにリフォームの予算を把握することもできます。
まとめ
古民家のリフォームをする魅力は何といっても「古」と「新」を融合させた、趣のある住宅が手に入ることです。数百年の歴史があるヒノキや、のんびりとした田舎を連想させるわらぶき屋根など、古民家ならではの味わいもあります。
古民家のリフォームにかかる費用は最低でも500万円程度です。最新の設備やこだわりの素材を取り入れたい場合は1,000万円以上必要になるので、事前に確認をしておきましょう。
とりあえず一括見積依頼してみよう
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